サンニコラ

シチリア島の中でも最も美しい自然が残されているといわれる地区、マザラ・デル・バッロ。そこで130ヘクタールからなるブドウ園を所持するワイナリー「テヌータ・ゴルギ・トンディ」を営む4代目のオーナーは、アンナマリアとカルラの姉妹。シチリアの太陽を思わせる明るい笑顔の二人は、旧来辺り一帯を治めていたシチリア王族サポリート家の末裔に当たる、由緒正しいbella donnaです。今の土地は姉妹の祖母ドラが、この地域に降り注ぐ太陽に魅了されて購入したもので、アンナマリアとカルラは先祖から受け継いだ財産を、ワイン造りに生かしています。

 
アンナマリアとカルラ

太平洋を臨む「テヌータ・ゴルギ・トンディ」の特筆すべき点として、土地そのものがWWF(世界環境保護団体)指定の自然公園を有していることがあげられます。海風を孕んだ澄んだ空気と降り注ぐ陽光は、公園内の様々な鳥や動物に、そしてもちろん畑で育つブドウにも計り知れない恩恵をもたらしています。シチリア随一の恵まれた自然環境とオーナー姉妹の豊かな愛情を受け、生み出されるワインもまた、心地よい味わいに育っていきます。

 
海を臨む

海に面したシチリアの地では、昼夜の気温差が激しいのもひとつの特徴です。そのためこの気候に適した地域特有のブドウ品種もいくつかあり、「テヌータ・ゴルギ・トンディ」がつくるワイン「サン・ニコラ」で使用されている「ネロ・ダヴォラ」「ズイビッボ」なども、それらのシチリアを代表する在来品種です。広大なブドウ農園は土壌づくりにこだわるため、すべてオーガニック。そして美しい農園と調和をはかるため、ゲストハウスを備えたワイナリーの建造物もまた、絵画のような建築美を誇ります。常に最高を提供するため妥協しないアンナマリアとカルラのワインづくりへの姿勢は、このようなところにも見られます。

 
ブドウ畑

古代ローマ神話に登場するワインの神バッカス。その従者で森の精サテュロスのブロンズ像が、2000年以上の時を経て、海底から引き上げられました。1998年のできごとです。発見したのは「テヌータ・ゴルギ・トンディ」社がある街、マザラ・デル・バッロの漁師。海底で眠っていたサテュロスは、酒に酔って舞い踊る姿をしていました。ことさらワインにゆかりを持つこの地ではコストパフォーマンスに優れたワインが次々に誕生し、同時にいくつものコンクールで賞を戴冠。評論家たちも絶賛するこのワイナリーには、ますます期待がかかります。

 
ワイン樽
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