トッコ

北イタリアはスロヴェニアとの国境に近いフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にて、祖父の代から3代続くワイナリー「イ・マグレディ」社。現オーナーのミケランジェロ・トンバッコ氏はこれまで、いわゆる下請けワイナリーとしてイタリアワイン界の裏舞台で活躍してきました。表向きはイタリアを代表するトップワイナリーのボトルで知られながら、実際に中に詰められているワインそのものはイ・マグレディ社が一手に請け負うという、まさに影武者と呼ぶべき存在です。トンバッコ氏は現在7社のワイナリーと契約を結んでおり、そのほとんどが10年以上の取引を続けています。その10年間にこれらのワイナリーが、イタリアワインの金字塔として名を馳せてきたという事実は、トンバッコ氏の大きな誇りです。

 
トンバッコファミリー

毎年収穫が始まる数週間前の8月末から9月にかけて、イ・マグレディ社は繁忙期を迎えます。イタリア中の名だたるワイナリーのオーナーや醸造責任者等が、その年のブドウのできや品質管理のチェック、価格交渉のため、同社を訪問するからです。100ヘクタールもあるイ・マグレディ社の農園では、メルロやカベルネ、ピノ・グリッジョから、トカイ・フリウラーノ、ソーヴィニオン等、多様なブドウ品種を栽培。ワイン年間生産量9千万本という巨大メーカーを支える、フリウリの地区の一大ファームです。

 
自社農園

そんな中イ・マグレディ社は2006年、ついに初めての自社ブランドワインの製造を手がけました。ラベルにはカラフルな蝶をデザインし、ブランド名はファミリーネームの「TOMBACCO(トンバッコ)」を略した「TOCCO」と命名。最新の設備を備えた醸造施設で生まれたデイリーワインは、飽きのこない美味しさと飲みやすさを追求した、上質でポピュラーな作品に仕上がりました。

 
醸造所

TOCCOシリーズのコンセプトは、「料理のうまみをより引き立てる、シンプルな美味しさのカジュアルワイン」。イタリアトップクラスのエノロゴを納得させてきた、イ・マグレディ社生産のワインで最もよい部分を選別して誕生しました。フルーティーな味わいのヴェネト州産スパークリングワイン「プロセッコ」。エレガントな味わいのフリウリ産白ワイン「ピノ・グリージョ」。アロマに富んだ存在感ある味わいのフリウリ産赤ワイン「メルロ」。3種とも、イ・マグレディ社だからこそなし得る「手頃な価格の美味しいワイン」です。

 
スタッフ
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