ラギオール
アン オブラック

LAGUIOLE en Aubrac

ラギオール発祥の地で生まれる、
「本物」の輝き。
ラギオール アン オブラック

古くから伝わる技術に最高の素材
オールハンドメイドだからできる
世界でただ1つのソムリエナイフ。

最上の1本との出会いが
今、始まる。

Roots of LAGUIOLE en Aubrac

はじまりは、
1
本のナイフから

「ラギオール アン オブラック」についてお話するにあたっては、そのルーツである「ラギオールナイフ」のはじまりを避けて通ることはできません。発祥の地となったのは、フランス南西部の山間、アベロン地区に広がるラギオール高原。美しい山々、草を食む牛たちの姿ものどかなこの小さな村では、畜産や農業、チーズ作りが主産業で、数百年前から牧童用ナイフとして刃物づくりが始まっていました。

1829年、スペインに出稼ぎに行っていた牧童たちが1本のナイフを持ち帰り、同じようなナイフが作れないかと村の鍛冶屋カルメル氏に相談しました。氏はそのナイフを研究し、村に伝わる技法をアレンジして、さらに使い勝手のよい折りたたみナイフを生み出したのが、ラギオールナイフの原型となりました。

その後、現在のカトラリーシリーズにも受け継がれている「羊飼いのクロス」がデザインされました。敬虔なカトリック教徒である彼らは、ナイフのハンドルに留めネジで描いたクロスをロザリオとし、長い夏の放牧で教会から離れていても、これを立てて毎日の祈りを欠かさず過ごせたといいます。

1880年頃には、パリのカフェで働く村人からの希望で、ナイフにコルク栓抜きのスクリューをつけたモデルも誕生。紳士淑女の間で話題になり、瞬く間にフランス中で「ラギオールナイフ」の名で流行しました。20世紀に入ると戦争などで金物や工業の需要が一変し、一部の職人たちはラギオール村を離れ、フランス国内の各地に移住してナイフを作り続け、「ラギオール」は商品名としてフランス各地で作られるようになりました。

1992年、発祥の地ラギオールで、その誇りある伝統の工法を受け継ぎ、高品質でオリジナリティ溢れるオールハンドメイドのナイフを再び作りたいと、キャッシーとクリスチャンを含む5人の職人たちが集結。『ラギオール アン オブラック』がスタートしました。

翌93年には同じ志を持つラギオールの工房が集まり、自分たちの鍛冶工房をラギオールに設立。以来、素材以外の全てを発祥の地ラギオールで作り続けています。その結果、本物のラギオールの証である「LOGマーク」の表示を許され、他のラギオールとは一線を画する工房のひとつとなったのです。

Craftsmanship of LAGUIOLE en Aubrac

216
もの工程に
光る
職人技

ラギオール村の伝統のままに、素材の切り出しから加工・組立まで1人の人間が責任をもって最後まで仕上げます。ソムリエナイフの場合、その工程は216工程にものぼり、職人に求められる技術力と1本のナイフに込められる愛情は、流れ作業で大量生産されるナイフとは比べものになりません。

一人の職人が1日に組み立てられる本数はたったの2〜3本程度。飛び出しナイフの微妙なネジの硬さまで、1本1本に作り手の個性が感じられます。職人は、自らの手仕事の証としてナイフの背に模様を刻みます。職人ごとにそのデザインは異なり、いわば彼らのサインとなっています。

他に類をみない個性的な商品開発も「ラギオール アン オブラック」の魅力です。
技術の高い職人数名しかつくることのできない「寄せ木細工」のモデルや、コンコルドの機体の一部を使用したもの、パワーストーンとして人気の高いターコイズを使用したものなど、希少価値が高く個性あふれる商品が揃っています。さらに現状に満足することなく、毎年、新しい素材がないか世界中を探すなど、常に進化を止めません。

世界中から選び抜かれたオリジナリティ溢れる最上品質の素材は、さらに工房の職人たちの厳しい目により、「ハンドルとしてどこが最適な部分か?」をその素材の特性を踏まえて見極めていきます。
素材の場所によって強度や品質が異なるため、ハンドルとしての使用に耐える最適部分の見極めと削り出しは、長くご愛用いただける高品質な製品作りにおいて重要な工程の1つです。

Performance of LAGUIOLE en Aubrac

使い心地を
支える
3
つの工夫

使い心地の快適さへの工夫は、人間工学的観点からソムリエナイフのデザインにも反映されています。丸みのある美しいフォルムは、人の手の構造や形を起点に考えられ、見た目の重厚感だけでなく、人が手にした時の心地よさと使いやすさを兼ね備えた形状となっています。中でもハンドル部分の厚みと手になじむなだらかなラインは、抜栓時に力強く握ることができ、コルクを引き上げる際に抜群の安定感を発揮します。

ラギオール アン オブラックのソムリエナイフは『1万回使っても壊れない』ほど頑丈です。ハンドメイドによる丁寧な組み立てに加えて、その構造にも工夫があります。コルクを抜栓する際に最も負荷がかかるスクリュー部分を見てみると、ボディとの接合部で要となるボルスター部分とプレートには二重構造のステンレス鋼が使用され、十二分に強度を持たせていることがわかります。

「コルクに差し込みやすいスクリューか?」という点も、ソムリエナイフの使いやすさにおいては重要なポイントの1つ。
「先は細く、ボディに近づくほど太くなっていく革新的なスパイラル構造」と「コルクへの差し込み時の抵抗を減らす溝」に使いやすさの秘密があります。そこに本体の重みが加わり、差し込むほどに安定した重心で、コルクを傷つけることなく滑らかに、コルク内へスクリューが収まっていきます。

About of LAGUIOLE en Aubrac

シンボルである牛マークの由来とは

オブラックはその名を冠した牛がいるほど、酪農が盛んな地域。創業者のクリスチャンの家業が酪農家で、子供のころから酪農を手伝っていたこともあり、その愛着の強さがそのままラギオールアンオブラックのシンボルマークになったそうです。

「本物の証」LOGマーク

LOGマークは、ワインでいう原産地呼称のようなもので、ラギオールの厳選された製造業者のみが表示を許された共同ブランドマークです。 ラギオールナイフ職人は、フランス・アベロン地区・オブラック地域の大切な財産。
ラギオールの伝統を重んじ、特定の工法に則って製造を行うメーカーのみが、この「本物のラギオールの証」の表示を許されています。 ラギオールを謳っている製品には共通して「ハチ」のマークがついていますが、「LOGマーク」の表示までを許されているのは「ラギオール アン オブラック」を含むわずか5社のみとなっています。

SANDVIK steel社のステンレスを使用

1862年にスウェーデンで創業された世界有数の特殊鋼材メーカーSANDVIK(以下、サンドヴィック)。 そのサンドヴィック社で高品質のプロ仕様ナイフ用途に最適な素材として開発されたマルテンサイト系ステンレスクロム鋼『Sandvik 12C27™』を採用しています。 この素材は①非常に高い硬度、②非常に高い耐摩耗性、③優れた耐食性(錆に強い)といった特徴が見られます。さらに、研ぎやすく長期間刃先の鋭さを保つこともできるなど欠点が少なく、ラギオールアンオブラックの高品質基準をクリアして、採用に至りました。

3年保証付
長くご愛用いただくために、
ご購入後3年間の品質保証がついています。