■zzyshシャンパンプリザーバー導入のきっかけは？
発売時から存在は知っていましたが、インポーターさんのイベントきっかけで初めて手にしました。これまでは泡の保存はシャンパンストッパーを使用し、余りはノンアルコールペアリング用のシロップ等の原材料にしたりしていました。初めてzzyshの実物を見た時は、「どうやって使うの？(笑)」と思いましたが、使用してみるとコンパクトで仰々しくなく、使いやすいですね。

■zzyshの活用方法について教えてください。
現在、イベントもあり、バイザグラスでの泡を４種ご用意しています。プロセッコの他、価格帯が高めのトレンティーノやフェッラーリなど、ランチ・ディナー共通で1,600～2,000円でご提供しています。zzyshによって、３～４日しっかり品質保持できていますね。

ボトルオーダーより、ペアリングが主流になってきている昨今、泡の状態を保つことは重要です。繊細なものの場合はサービスごとに使用、大丈夫なものは営業終了後に使用など、使い分けています。

一番効果を実感しているのは、フランチャコルタの「サテン」カテゴリーでのzzysh使用です。「サテン」は白ブドウのみで造られるブラン・ド・ブランで、ガス圧が通常のフランチャコルタより１気圧ほど低く、泡が繊細なため、バイザグラスでの提供は難しかったんです。でも個人的にはブドウの個性が感じられ、また滑らかで絹のような泡・風味も非常に価値があると感じていたため、提供したかった。試しにzzyshを使用してみると、しっかりと数日、その溌溂とした新鮮な風味とクリーミーな泡を保てていて、とてもいいと感じました。今、2012年ビンテージの「サテン」にも使用しています。なかなか日本で広がらないカテゴリーでしたが、zzyshを使えば新しい「サテン」の魅力をお客様に感じてもらえる、と期待しています。

■zzyshの使用感、効果はいかがでしょうか？
コンパクトで場所を取らず、デザインも無骨でなく、手になじむのでマイナス要素はありません。使い方もお店の営業終了後に“プシュ”とするだけでいいので、助かります。現場の実感として、オペレーションが楽なことは非常に重要です。たくさんお客様がいらして、オーダーも立て込んだりする中で、日々回転するワインの保存に手間を取られるのは厳しい。その点、zzyshはオペレーション的にもストレスフリーなので、いいですね。

■zzyshはどんな方におすすめでしょうか？
プロセッコだけでなく、フランチャコルタやフェッラーリ等の高単価な泡もバイザグラスで出したい、というイタリアンにもおすすめですね。泡の種類を増やしたい場合は、素晴らしい商品だと思います。店舗価格帯のレンジが広いのがイタリアン業界の特徴でもありますが、イタリアンでも非常に活用できる商品だと思います。

【インタビュー後記】
2020年に三軒茶屋より池ノ上へ移転された超人気イタリアン『ペペロッソ』さん。シェフの飽くなき探究心で、日々進化を続けるイタリア郷土料理と、藤本さんが熱い情熱を注ぐイタリアワインのペアリングを楽しめます。お店の内装や器もカラフルで手作り感があり、あたたかみのある空間で、旅行に来たような気分。藤本さんはワインのみならずイタリア料理、サービス、カクテル等精通されており、その知識と情熱あふれるお話ぶりに、魅了されました。自分のお店だけでなく、イタリアン業界全体のことを見渡し、イタリアワインの美味しさをもっと伝えたい！というお気持ちがヒシヒシと伝わりました。zzyshもその一助になれること、嬉しく思っております！

【Profile】
ペペロッソ
マネージャー ソムリエ
　 藤本 智氏
バーテンダーから天現寺『incanto』のオープニングスタッフとしてサービスに転身。
代々木上原『il Pregio』のマネージャー兼ソムリエを経て2020年より現職。
第13回『イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール JETCUP』セミファイナリスト。

ペペロッソ
https://www.peperosso.co.jp/ TEL：03-6407-8998
〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-46-7 エクセル桃井 1F
営業時間
ランチ 12:00～16:00
ディナー 18:00～23:00

まだまだ日本では普及していないイタリアのマンマ（おふくろ）の作る愛情たっぷりの手打ちパスタをメインに数多く揃え、イタリア全20州各地のディープな郷土料理をおまかせコースに落とし込み、スタッフ自ら管理する畑のハーブなども使いつつ、料理に合わせて相性の良いイタリアワインを中心に取り揃えています。チーズプロフェッショナルのシェフ自身が熟成させたチーズなどもあり、まるでイタリア小旅行にいらしたかのような食空間をお楽しみいただけます。