■zzyshの保存効果についての印象をお聞かせください。
同じメゾンでブドウ品種違いのシャンパーニュ2種類に試してみました。1つはブラン・ド・ノワール。もう1つはブレンドのものです。中身をかなり減らして10日間、抜栓して毎日飲んで1週間などです。
全体的には良い状態で保存できるデバイスだと思います。zzyshはアルゴンガスが70%以上配合されていることもあってフレーバーやテクスチャもしっかりキープされているなという印象です。シャルドネの比率が高い方がフレッシュな風味がキープされていると感じやすいですね。内容量が減ってくると1週間程度でガスが弱くなってきたように感じました。専用ストッパーを開けた際には勢いよく開くので瓶内にはかなりしっかりとガスが残っていると思うのですが、ワインに溶け込んでいるガスの残り方は1週間程度で少なくなってきている印象です。とはいえ、これまでの泡ものの保存アイテムよりは泡持ちが良いと思います。
■zzyshをどんなふうに活用していきたいですか。
複数本を同時に抜栓しても良い状態が保てるので、廃棄ロスを気にせず、泡ものだけでペアリングのコースが作れるなと考えていました。日本はシャンパーニュの人気が高いですし。さらにシャンパーニュだけでなく、生産量が少ないものなど希少価値があるスパークリングワインやスパークリング日本酒なども、zzyshを活用してグラスでのご提案ができれば、より多くの方に楽しんでいただけていいかなと思います。
[2021/11/29 取材撮影]
【インタビュー後記】
星山さんのお話にもあったように、zzyshは「専用ストッパーをボトル口に装着し、ガスを注入するだけ」というとてもシンプルな操作で、老若男女問わず簡単にお使いいただけるアイテムです。とても簡単なだけに、うまく使えない・・・という理由が思いがけないことだったりもします。例えば、専用ストッパー。ボトルを密閉するためのシリコン部分がよじれていると、うまく装着できません。ボトル口に水平に差し込むことでぴったりとボトル口を塞ぎ、高い保存効果を発揮してくれます。また、ガスが上手に出ないと思ったら、斜めにストッパーに差し込んでいたというお話も。れんがやスタッフのみなさんは、上手にお使いいただけているようで、何よりでした!
zzyshは優しく繊細な泡ものの保存にも適していると思うので、専用ストッパーがボトル口に合えば、ほのかにガス感が残る日本酒にも使用してみたかったと話しておられた星山さん。ほかにも、いろいろなアイディアをいただき、充実したインタビューとなりました。ありがとうございました!
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