リーデル ソムリエ ジンファンデル/リースリング・グラン・クリュ 4400/15

◆グラスのお話◆
ゲオルグ・リーデルが生み出すグラスの数々が、
すべてフランス原産のブドウに向けられたものばかりであることを気づかせたのは、 イタリアの法律家で有名なトスカーナのワイナリーのオーナーでした。
早速、ゲオルグは、醸造家のドクター・ワルター・フィリップと共に、 サンジョベーゼの品種特性と、そのデリケートな品質を引き立てるのに最適な形状の研究を始めたのです。

サンジョベーゼは、トスカーナ丘陵の石の多い土壌に育ち、 そのブドウ畑の大部分は標高300～600ｍの場所に広がっています。 やせた土壌の険しい斜面は日当たりがよく、ほどよい酸味とミ lラル、 タンニンをもったミディアムボディのワインが造られます。
このグラスの形状は、キャンティの特徴であるチェリーとビターアーモンドの香りを引き出します。 口中では、果実味としなやかさを増進させ、酸味とタンニンによって複雑味のある余韻が生まれます。

このグラスは１９９１年６月１１日フィレンツェにおけるテイスティングで 公式に発表され、その会場で、現地の著名な生産者たちから大きな喝采が送られたました。